久留米大学医学部皮膚科学講座

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当科では診断が困難な自己免疫性水疱症の血清学的検査を行っております。
通常の外注検査(デスモグレイン(Dsg)1, デスモグレイン3, BP180抗体検査(CLEIA法))で診断が困難な症例について、診断の一助となる下記の検査方法にて抗原検索を行います。症例によって必要な検査を選んで行います。
・蛍光抗体間接法(IIF):正常ヒト皮膚、1M食塩水剥離皮膚
・Dsg1、Dsg3、BP180、BP230、VII型コラーゲンELISA法
・各種免疫ブロット法(IB):表皮抽出液、真皮抽出液、BP180NC16A組み換え蛋白、BP180C末端領域組み換え蛋白、濃縮HaCaT培養上清(LAD-1検出)、精製ラミニン332
・デスモコリン(Dsc)ELISA法

まずは下記より依頼書(Excelファイル)をダウンロードした後に必要事項をご記入いただき、下記のメールアドレスへお送り下さい。未施行の採血検査項目は空欄で結構です。内容を確認後、検査をお引き受け可能かご連絡致します。

原則として蛍光抗体直接法(DIF)で陽性所見が得られている患者さんの検体を受け付けております。眼型粘膜類天疱瘡など病変部からの生検が困難な場合においても頬粘膜正常部からのDIFの有用性も報告されております。
Kamaguchi M, et al. Frontiers in Medicine 2018 https://doi.org/10.3389/fmed.2018.00020
Lopez S, et al. Ophthalmology 2022 https://doi.org/10.1016/j.ophtha.2022.06.001.
Jakubowska B, et al. Frontiers in Medicine 2023 https://doi.org/10.3389/fmed.2023.1257288.
DIFが陰性でも自己免疫性水疱症が疑わしい症例や血清学的検査を急がれる場合においてはその限りではありませんのでご相談下さい。

こちらからのご連絡後、依頼書を同封して下記の住所へ血清2ml程度を、冷蔵便(4℃)で月~金曜日(17時まで)着でお送り下さい。

送付先
〒830-0011福岡県久留米市旭町67 医学部臨床研究棟8階
久留米大学医学部皮膚科学講座
TEL:0942-31-7571
FAX:0942-34-2620

検査依頼書お送り先メールアドレス

blister@med.kurume-u.ac.jp
ご不明な点がある場合も上記メールアドレスへお問い合わせ下さい。

久留米大学皮膚科
石井文人
古賀浩嗣
Kwesi Teye

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